あらすじ
学校にも行かずひきこもってゲームばかりしていた高校生、長嶺暁は、気が付けば大作RPG〈デウス〉シリーズの悪役貴族、サルヴァ・サリュに転生していた。
暁は、これは人生をやり直すチャンスだと奮起するが、問題が一つあった。それはこのゲーム世界がバッドエンドを迎える運命にあるという事だ。原作において、サルヴァは主人公のヒロインを寝取った上で少女が持つ女神の力を奪うために殺し、復讐に燃えた主人公に終盤殺される。そして主人公はその後女神の力で自らも死亡し、最後は主人公の事が好きだった秘密結社の少女が、世界ごと女神を滅ぼしながら盛大な自殺をする。それがこの〈デウス〉世界の悲しき運命であった。
何はともあれ、このままでは運命に操られて殺されてしまうかもしれないし、世界は滅ぶかもしれない。暁は、殺されるのも、世界がバッドエンドを迎えるのも嫌だった。
暁改めサルヴァは決意する。強くなり、自分がこの世界を主人公には出来なかったハッピーエンドに導いてみせると。
その過程でサルヴァは、ゲーム内に存在する謎の秘密結社〈円環の唄〉の幹部、使徒達と戦うが、結果としてサルヴァは、ヤンデレ美少女ばかりの〈円環の唄〉の使徒達に好かれ、溺愛されるようになっていく――
次第に原作と食い違っていくシナリオ展開――
ゲーム知識から来る特異な行動が、サルヴァに原作キャラ達との原作にない因縁を作り、サルヴァは否応なく誰も見た事がないストーリー展開に巻き込まれていくのだった――