あらすじ
タイの目覚ましい経済的躍進を背景に、1967年からバンコクの大洪水のあった2011年頃までの、40有余年の間の、「日本の商社マン」と「タイの財閥」および「タイの庶民」の3家族が、3世代に亘って、炎暑のバンコクを舞台にして、運命の糸を幾重にも偶然に交差させながら織りなしていく、オムニバス風の「超」長編物語です。
〈おことわり〉
この小説は、フィクションであり、実際の人物および組織・団体などを描いたものでは無く、それらとは全く無関係です。
文中の政治的、経済的および社会的な時代背景、事象については、出来るだけ実際に近いかたちにしましたが、あくまでもフィクションの一環としてお読みください。
なお、タイでは人名は一般的に苗字ではなく、ファーストネーム(名前)を使う事が多いので、この小説でもそうしています。
また、タイでは通常、親しい間柄同士が呼ぶ場合は、あだ名(チューレン)を使っていますが、この小説では登場人物が多く、混乱を避ける為、会話以外、人名はあだ名ではなく名前と苗字を使っています。
〈主な登場人物〉
左右田源一郎 菱丸商事に勤める商社マン
左右田恒久 左右田源一郎の長男。住井物産に勤める商社マン
大崎京子 1988年左右田恒久と結婚
左右田さなえ 左右田恒久・京子の一人娘
佐藤孝信 1922年、愛知県豊橋生まれ。旧日本軍陸軍小尉
ラチャマイ・クンサラワニット
1924年、ナコンパトム生まれ
マライ・クンサラワニット
ラチャマイ・クンサラワニットの姉
プラニー・クンサラワニット(結婚後ムンポットジャーン)
ラチャマイ・クンサラワニットと佐藤孝信の娘
ナリサ・ムンポットジャーン(結婚後ワイタラーポット)
プラニー・ムンポットジャーンの娘
プラパン・ワイタラーポット
ナリサ・ワイタラーポットの息子
ユッタナー・ラータナワニット
タナー財閥の創始者
ニポン・ラータナワニット
ユッタナー・ラータナワニットの長男
サマート・ラータナワニット
ユッタナー・ラータナワニットと第三夫人(パッサミ)ーの息子
ナンタワン・ラータナワニット(結婚後ウイラワン)
交通遺児。ユッタナーの養女。ユッタナーの第二夫人(マライ)に
育てられる
タニン・ラータナワニット
ニポン・ラータナワニットの実の息子。生後すぐに祖父のユッタ
ナー・ラータナワニットの養子となる。