あらすじ

「ちょっと、これ見てよ!」 映研の脚本書き 水口舞が、知恵袋の生物部員 片山修一に振りかざしたのは一枚の原稿用紙。 そこには一見意味不明なカナ文字が羅列してあった。 どうも演劇部所属の新人脚本担当 花鶴友加からの挑戦状らしい。 片山は相棒の岸峰純子、居合わせた同じく生物部員の倉科亮平とともに簡単に暗号を解読。 百人一首にも採られている小式部内侍作の和歌『大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天橋立』であると読み解く。 ただし片山は、あまりにも暗号として稚拙であることから 「挑戦状としては簡単過ぎる。これは暗号を解読することに意味が有るのではなく、なぜ単純な暗号での挑戦状を送って来たのかを考えなければならない」 と判断し、暗号文で挑戦状を送りつけるホワイ。ダニットについての推理を進めてゆく。 小式部内侍と藤原定頼との対決の意味は? 清少納言が藤原行成に送った『夜をこめて 鳥の空音は 謀るとも よに逢坂の 関は許さじ』の裏には何が有った? そして、暗号解読で得られる財宝とは? 「この尻をもって千尻なり」~樽に詰められた999個の尻の謎」 「シン・イソラ」 に続く、謎と論理のアクロバット第三段。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2024/05/02
  • 現在の作品はるの推理『メッセージ』まだ文もみず天橋立~悪役貴公子・悪役令嬢のチェスゲーム