あらすじ
魍魎である清流(せいりゅう)にはある日課があった。それは、夜明け前に人里に下りて、一人の人間の女性に会いに行くこと。
女性はいつも蔵に閉じ込められていた。
外にほとんど出たことのない彼女のために、清流は自分の住む山の話や仲間の魍魎たちとの出来事を語って聞かせる。
そんな日々を過ごすうちに、清流は自分自身が彼女に惹かれていることに気付く。
紅蓮(ぐれん)と言う名のその女性に。
ささやかな幸せを感じながらも、周りの魍魎たちは彼の行動を徐々に不審がるようになり——。
魍魎の少年と訳ありの人間の女性との恋物語。
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