あらすじ
学園のアイドルである明間華は、その名の通り高嶺の花で、少なくともクラスメイトの一人としてしか認識されていない僕が間違っても近づいてはいけない存在だと言うことは自覚している。
二度と交わることは無いのだろう、と思っていた僕だったが、父が転勤する事となり、その話をキッカケに当たって砕けろ精神で想いを伝えるための手紙を渡すことに。
直接渡す勇気がない僕は彼女の机の中に手紙を入れる事にした。
優等生の彼女の机の中は教科書ひとつ残っていない。
机の中に手を突っ込む。
ガサっと、何かが手に触れた。
僕の他に誰かが手紙を入れたのだろうか。僕はそれを取り出す。
それは一枚の真っ白な便箋だった。
僕は、生唾を飲み込みそれを開けようとした。
瞬間、音色のように弾む声が背後から聞こえてきた。
「みーつけた」