あらすじ
小学校教員の明文には、後悔していることがあった。
それは、十四年前、病気で亡くなったクラスメイト・古坂紫珠に、伝えたいことをなにひとつ言えなかったこと。
その古坂紫珠が、十四年が経った今、突如として明文の前に現れた。
次々と怪奇現象を引き起こす、亡霊として―—。
次々と身の周りで起こる不可解な現象に悩む明文は、ダメ元で推しの霊媒アイドル凛華にDMで相談を持ち込む。
するとなぜか明文の前にアメコミのヒーローのごとき屈強な青年・鹿助が現れて、霊視能力を持つイラストレーターである彼はスケッチで明文を霊視。古坂紫珠の魂が、彼女が入院していた病院にいまもとらわれている可能性を指摘する。紫珠がいまだ成仏できない原因は、なんなのか。今になって、明文の前に現れた理由は?
鹿助の妹・凜華も加わって、明文たちは廃病院に潜入する。その先で待ち受けていたのは、紫珠の死をめぐる数々の忌むべき事実と、「死神」の存在だった。
はたして明文は、紫珠の魂を救うことができるのか。
【登場人物】
中川明文・・・小学校教員。
土門鹿助・・・霊視能力を持つイラストレーター。実家の神社の神主を務めている。マッチョ。
凜華・・・霊媒アイドルとして動画サイトや怪談ライブイベントで活動中。鹿助の妹。
古坂紫珠・・・明文のクラスメイトで、小学校5年のときに病気で亡くなった。
古坂りえ・・・紫珠の母。シングルマザー。
青木医院長・・・紫珠の入院していた病院の先生。