あらすじ
私は自他共に認める嘘つきです。
嘘は私を守るための鎧だったし、威嚇するための武器でもあった。
けれど嘘つきがまともな人間関係を築けるはずもなく、婚約破棄をされてしまいました。
「こちらから申し上げる手間が省けてよかったわ!」
思わず口をついて出たのは嘘。しかも恋人の存在をほのめかしてしまいました。
誰も彼もが私を嘲笑する中、今すぐ誰にも会わずに済む場所へ逃げ出したくてたまらない私。
そんな後悔に襲われる私のところへやって来たのは他国の皇子様です。
「俺が君の嘘を真実にしてやろう」
そう言って彼は本当に、私の嘘を真実に仕立てあげてしまいました。