あらすじ
人と話すのが苦手で、友達もいない佐凪は妹に進められてvtuberを始めた。『雨白』という名前で活動を開始した佐凪だったが、毎日同じゲームを四時間プレイするだけという配信スタイルのまま、一年が経過してしまい、チャンネル登録者数はたったの十人。そんな雨白にも一人だけ「みかん」というファンがいて、「みかん」は配信をすると必ずコメントを残してくれた。新学期になって、クラス替え早々、隣の席のギャル、柚木みかんが自分の配信アーカイブを観ているのを佐凪は目撃してしまう。
「いつも配信に来てくれるリスナーの正体が、隣の席のギャルだったなんて……!」
最初は警戒していたものの、みかんのコミュ力のおかげで、徐々に打ち解けていく佐凪。
やがて友達になる二人だったが、嬉しかったあまり、佐凪はつい配信でみかんのことを話してしまい……
「佐凪さんって、雨白さん、だよね」
ついに身バレしてしまった佐凪。
そして何故か、チャンネル登録者数十万人を目指すことになってしまい……
「手伝えることがあったら言ってください!あたし、なんでもするので!」
な、なんでも!?
よからぬことを考えながら、ぐへへとヨダレを垂らす。いや、いかんいかん。
とにかく、今日からみかんさんと協力して、登録者数十万人を目指すぞ!
「いややっぱりムリ!」
「ぜったい大丈夫ですって!だって雨白さんゲーム上手だしトーク面白いし可愛いし! なんか守ってあげたくなるっていうか、でも悲鳴も良くて妙な加虐心をくすぐられるっていうか!」
「ストップストップ! もう分かったから!」
この人、私のこと好きすぎるよ……!
かくして私の日常は、隣の席のギャルによって一変したのであった。