あらすじ
三十歳の英凜には、ある後悔があった。それは、ずっと好きだった人になかなか告白できず、告白直後、ある事件をきっかけに離れ離れになってしまい、以来十年以上音信不通であること。祖母の十三回忌で地元に戻って来た英凜は、その後悔を思い出しながら電車に乗り――気が付いたときには、高校2年生の夏に戻っていた。
後悔だらけのあの過去を変えよう。そう決意したものの、なぜか告白をすることはできない。微細な変化が起きても、すべてが必ず過去の事実に収束していく。それでも、後悔しかなかったはずの日々に、少しずつ希望を見出していく。