あらすじ
ツンデレとは恥ずかしさと奥ゆかしさゆえに生まれる「ツン」とその壁が壊されたときにだけ顔をのぞかせる「デレ」が両立して一つの性格として成り立っている者を指す。今やテンプレートともなっているそれを覆すようにツンだけに特化した性格の女子生徒が暁月柊真の通う学校に在学している。それも学校内で知らないも者などいないとまでされるほどに有名な人物だった。
ある日、柊真の家に一人の女子生徒がしばらく家に泊めてくれないかと頼み込んできた。他に行く当てがないと言われ、一人暮らしな上に男女なのはいいのか問いただしたところ、二つ返事をされたためそれをやむなく承諾した柊真はその女子生徒と一緒に住むことになった。当然問題がないわけではない。一介の高校生二人が同じ屋根の下で二人で暮らしているわけだ。いらぬ誤解を招く可能性がある、がしかし、本当の問題はそこではなかった。柊真の家に泊まりに来た女子生徒こそ、学校で有名なツンだけに特化した女子生徒であり「ツンデレない」彼女だった。のだが……柊真の家に来た彼女はどういう訳かツンではなくデレの一面を見せ始め───?