あらすじ

絶望の淵にいた少年、絹塚迷宮。彼を救ったのは、『おパンティンTV』というネタ系ダンジョン配信者のチャンネルの動画だった。  自分の強さを見せつけたがる普通の配信者と違って、ネタ系配信者はダンジョンで悪ふざけをする連中。一流の探索者になるため日々訓練してきた迷宮にとっては、嫌悪の対象だった。 「……ふふっ」  しかし、その動画で、迷宮は思わず笑ってしまった。すると、先ほどまでの絶望感はたち消えて、迷宮は死ぬのを思いとどまることができたのだった。  それから迷宮はおパンティンTVのスタッフになり、おパンティンと一緒に何本も動画を撮った。憧れのおパンティンとの日々はキツくも充実していたが、ある日、おパンティンからこう告げられる。 「おパンティンを、引退しようと思ってる……君に跡を継いで欲しいんだ」  おパンティンTVに救われた迷宮が、断れずはずもなかった。 【魔法なし】火竜とひのきのぼうのみで戦ってみた【命懸け】  デビュー作として、こんな動画を撮ることにした迷宮。  誰よりも身体を張るのが信条の『おパンティンTV』にとって、魔物との”戦ってみた”系はベーシックな企画だが、迷宮はこの動画で、一つやりたいことがあった。 (マジで火竜をひのきのぼうのみで倒しちゃったら、面白いんじゃね?)  視聴者に笑ってほしい。その一心で、火竜をひのきのぼうで倒した迷宮。動画は、迷宮の狙い通り、バズりにバズった。 「火竜をひのきのぼうで真っ二つにした!? ヤバすぎだろ!?」 「フェイクに決まってんじゃんwww」 「いや、この動画マジだぞ」 「え、だとしたら最強じゃね?」  しかし、笑いがとれたと言うより、その強さにばかり注目が集まってしまった。結果、一番強い探索者を決めるサイトで堂々の一位になってしまったのだった――  これは、皆を笑わせたいダンジョン配信者が、笑い以外の全てを手に入れていく物語。

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カクヨム
カクヨム2024/04/19
  • 現在の作品ネタ系ダンジョン配信者の俺、面白いと思ってひのきのぼうでドラゴン倒したら、最強探索者ランキングで一位になりました〜おかげで登録者爆伸びですが、俺はあくまで動画の面白さで評価されたい!〜