あらすじ
夜。とある居酒屋にて、二人の男が話をしていた。
「でさー、この前の夜、道歩いてたらさぁ首までタトゥーしてた背の高い男に絡まれてさ、いやもう胸ぐら掴まれちゃってやべーっ! って周りの通行人とかもうそんな顔してて、でも俺は逆に冷静というかスイッチが入っちゃってさぁ、もうそいつの顎スパーン! と殴ってぇ、一発でぶっ倒しちゃったんだよねぇ。まあ、それはそれでほら、こっちが悪いみたいになっちゃうじゃん? だからもう慌てて走ってさぁ」
「すごいっすねー」
「おう……でぇ、そうそうすごいと言えばさ、この話したっけ? 俺が高校生の頃さぁ車に轢かれたことあったのよぉ。でもさ、なんか知らないけど無傷だったんだよなぁ。いや、倒されはしたよ? タイヤが足の上に乗っかった状態でうーん、四十分くらい? 耐えてさぁ。でも無傷。あるんだなぁ、そんなこと」
「あるんすねぇー」