あらすじ
ただ真っ暗な部屋と目の前にある巨大な画面。
鳴り響く轟音、真っ赤に染まったスクリーン、そしてそれをただ呆然と見つめている自分。
グシャ、グシャ、グシャ
グチャ、グチャ、グチャ、グチャ
一体いつまで耐えればいいのだろう。
一体どれほど苦しめばいいのだろう。
長い長い時間が過ぎて、体は傷ついて、心はすり減って、もはや生きる希望など無いかに感じられた。
しかし、たった一つ。自分の中で作り上げられた、抑えることなど出来ない程大きな感情がこのまま何もできずに死ぬことを許さなかった。
それはどこまでも大きくなっていって、もはや正気を保っていられない程の苦しみの中で、ようやく自分の本心に気付いた。
もう、我慢などする必要がない、と。