あらすじ

1978年・昭和53年の夏。 彼は当時、小学3年生。訳あって、岡山市内の養護施設にいた。 父方の養育者は相次いで死に、母方の親族とは音信を取らされず。 岡山県によって孤児にされた彼に、ある男性幹部職員はひとつの手法を施した。 短期里親宅での生活 これを、夏、冬、そして春の年2回か3回、合計で最大16日程度の宿泊を伴わせ、家庭という場所を肌身で知ること。 これが、その目的であった。 この措置は、予想をはるかに上回る成功の兆候を見せた。 時は流れ、彼は小学生から中学生、そして高校生へと成長した。 里親宅と彼のきずなは、確かに形成されていた。 だが、成長とともに、彼は次へのステップへとはばたく力も付けていた。 そしてその行く末は、今、いずこ。 時は流れて2024年春。 彼は、知人の外国人女性にその頃のことを回想した。 今や作家となった彼は、あの「家庭」をどう総括するのであろうか。 そしてそこに、無限の愛情はあったのだろうか。

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カクヨム2024/04/03
  • 現在の作品カテイのクサビ~或作家の回想