あらすじ
異能の力に目覚める『開花者』の登場、止まらない科学の進歩により、世界情勢は不安定になっていた。
そんな状況に対抗するべく、日本は、他国との差別化を狙い『開発特区』を設立した。
その中でも、軍事力としての人材を育成すべく設立された『戦闘特区』では、当初の目的である人材の育成は二の次に、『戦闘行為』そのものが、世界中から注目される一種のスポーツ、娯楽となっていた。
そんな戦闘特区に、一人の少年、明刻真斗が降り立つ。
剣士である彼は、同時に開花者でもあり、その能力は『一定時間、自らを十倍速にまで加速させる』というものだった。
鍛えてきた剣技と、刹那の時間を手繰り寄せる能力で、戦闘特区内の序列を駆け上がった先で。
目指すは、写真越しにしか見たことのない、父親との再会。
しかし、戦闘特区という場所は、ただ戦い、勝ち続けるだけで夢の叶う、そんな楽園とは程遠い。
それどころか、夢や希望よりも、表沙汰にはならない『闇』が渦巻く、そんな場所らしい。
そして彼もまた、その闇へ、次第に巻き込まれていくこととなる。
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