あらすじ

〈あらすじ。第31回電撃小説大賞応募作品〉  突如現れた宇宙船団によって滅亡する人類。地球崩壊の只中、激しい逃走の末にただ1人、宇宙人に攫われる男。  宇宙は宇宙市民連合という高度な知能と科学力を持った勢力に支配されており、彼らは独自のシステムに適性のない生物を研究用のサンプルとして保存していた。適性のある生物は市民として彼らの勢力に組み入れられるが、適性のない生物は下等生物とされる。男は地球人のサンプルとして、同じ境遇で囚われている他の星のエイリアンと共に、下等生物として宇宙動物園で見世物にされる事になる。宇宙動物園では、上位種である宇宙市民たちに興味を持たれる種は引き続き保存されるが、益なしとされれば処分さる。それは種の絶滅を意味する。  男は人類種の生き残りをかけ、奮闘することになる。古典芸能やテレビ芸能で流行っていた芸(一発芸などのオマージュ)を用い、文明圏の違う異種族に、人類種の価値を示そうとするが物語中盤まで苦戦が続く。様々な試みを経て、一芸を見出し、それまでの苦境を見事に逆転させ、宇宙市民から評価と地位を得る事になる。  入園当初は、動物園に囚われている他のエイリアンと不仲だったが、いずれ彼らと友になり、彼らの死や危機に関わってゆくと、未熟な青年だった男は成長してゆき、大人となり、やがて彼らを救う大偉業をなす。また、1人の宇宙市民と親交を深めてゆき、その関係から、ゆくゆくは冷徹な支配者であった宇宙市民にも和解の手を差し伸ばす事になる。  物語終盤。宇宙市民連合が結成される主目的たる研究に、人類の男が成果を成し遂げた事により、すべての動物園の生物が解放される。人類はその功績により、地球の返還と繁栄を許可されるが事故が起こり人類は絶滅する。その後、愛と平和を謳った人類の残した足跡は伝説となり、示された誇りは宇宙史に語り継がれるものとなる。

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カクヨム
カクヨム2023/12/24
  • 現在の作品人類の矜持