あらすじ
先代国王の後妻だったマデリーンは、王が崩御し離宮へと移り住む予定となっていた。
厚い化粧と扇でその顔を隠し、我儘と傲慢に満ちた振る舞いを繰り返す王妃が退く。
人々は喜び安堵の表情を浮かべていた。
しかし誰よりそれを歓迎し喜んでいたのは、マデリーン本人だった。
誰も知らないからだ。
化粧を落とし着替えたマデリーンが、普段はマドカという侍女として過ごしていることを。
新たに国王として即位したヴィンセントさえも、全く気付いていない。
あと少しでこんな面倒な厚化粧生活ともお別れ、マドカとして悠々自適な生活ができる。
そう思っていたのに!
なんとヴィンセントが王宮内で侍女マドカに出会い、彼女に一目惚れしてしまう。
マデリーンはヴィンセントに呼び出され、マドカへの好意と正妃に迎えたいという相談を受ける。
まさか本人に恋の相談をしているなんて思っていないヴィンセントと、悠々自適な生活のためにもバレるわけにはいかないマドカ=マデリーンの攻防は今日も続いていく……。