あらすじ

「エミリア、君だけを愛しているよ」 「ああ、アルファス様。私だって」 そして瞳を見つめ合わせた二人は、月夜に照らされて強く抱き合うのだった。 人目も憚らずバラ園の下で、強く深く。 「何を見せられているの、私は。あの二人露出好きなのかしら?」 領地から王都の邸へ1日早く帰ってみれば、夫と見知らぬ女が自慢のバラ園の東屋で盛っていた。 東屋の周囲は外側から見えないように、薔薇の茎が幾十にも絡んで人の背より高い壁となっている。 外からは見えないが、中にいる者からは丸見えである。 側にいる使用人達は、それを止めることなく覗いている。 「取りあえず、あそこにいる奴ら全員クビで良いわね」 そう呟けば、私の傍らにいた従者のマークスが闇に消えた。 「御意」と一言返事を残して。 翌日から夫のアルファスの姿が見えない。 その為、私は捜索願いを騎士団に出すことにした。

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小説を読もう2024/02/12
  • 現在の作品さよなら旦那様