あらすじ

中学三年の節分の日、帰宅した深間靖章を出迎えたのは、刃物を持って鬼の面をつけた変質者だった。咄嗟に逃げた靖章の行動が元で隣人が鬼に刺殺され、自宅からは家族の惨殺死体が発見される。以降、同一犯が毎月殺人を繰り返すが、警察は犯人を検挙出来ない。家族を失った靖章は、腑抜けたように毎日を過ごした。  高校一年の夏休み、靖章は我に返り、自分なりに事件を追うことを決意し、同じく事件を調べていた中学一年生の横江鶫に出会う。横江家は名門の財閥であり、鶫は独自の情報を靖章にもたらした。二人は意気投合し、協力体制をとる内に互いに惹かれ合っていく。鶫の発明した『残留思念を読み取る玩具』により、殺人鬼は二人組で、しかもカップルではないかとの推測がなされたが……。果たして二人は犯人を捕まえることができるのか。  1990年代後半、架空の日本を舞台に繰り広げられる悲しき復讐の物語。冒頭で示される悲劇的結末とそれを上回る衝撃的展開で読者のメンタルを破壊する。  ファウスト賞落選作品。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2022/09/14
  • 現在の作品死すら二人を分かてない