あらすじ
信州松代藩鬼無里《きなさ》村には、遥か古より鬼女が棲むという。
そして宝暦のこの頃、この村にある山寺には、鬼の子として忌み嫌われる少年「鬼助」が暮らしていた。
自らの出自も知らぬ鬼助は、里の人々から睥睨の眼を向けられながらも、仲間の助けもあって強く生きている。
ある日鬼助は山の中で、とある怪異に遭遇する。
それは言い伝えにある鬼女なのか。
或いは───
その日を境に、鬼助の運命は、思わぬ方向へと向かっていく。
史実を基に、鬼の棲む里を舞台にして描く痛快王道冒険活劇!
***
いわゆるセカイ系へのアンチテーゼとして書きました。
閉じられた世界の中でお話が進むのではなく、個人対個人の関係が、家族・村・藩・幕府とより大きなコミュニティへと波及して物語は進みます。
少年少女が、大人や社会との関りを通じて成長していく姿を描いていけたらいいなと思います。