あらすじ
簡単な潜入捜査の筈だった――
都市警察特殊犯罪捜査課、通称「怪異班」所属の、遠鳴尚登は、絶体絶命のピンチに立たされていた。
四方を敵に囲まれ、逃げ場もない。
このままでは死ぬ。
回避策も思いつかず、半ば諦めかけた時、その声は、聞こえた。
——汝、我と契約せよ。さすれば助けよう。
どこの何ともわからぬその声に、戸惑う尚登。
しかし、迷っている暇などなかった。
「わかった。契約するから助けろ!!」
それが始まりの合図。
尚登が命を託した相手は、かつて魔王の右腕と呼ばれていた異世界の放浪者だったのだ……。