あらすじ

桜の散る中 ―― 僕は舞い戻る 伊吹タケルは二十五歳で、死の床にいた。タケルには、十年前に告白されて交際を始めた彼女、常盤雫がいた。 毎日のようにかいがいしく、見舞いに来てくれる雫に対して感謝をしていたが、申し訳も無く思っていた。あの時、僕が君に告白などしなければ……雫には、また違った未来もあったかもしれないのに…… やり直せるならば、あの日に戻って、告白はなかったことにしたい。 死の淵でそう願う、タケル。 気が付くと、タケルは、十五歳の時に戻っていた。  以上が(桜散る中 ―― 僕は舞い戻る)より ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 主人公 桜庭真生(さくらばまき)(海龍寺) 海龍寺グループ総帥の直系次男。七歳の時の父母の離婚により、母方の姓を名乗っている。 高校への進学を機会に、父の住む東京へ呼ばれる。 見た目、格好は良し。母のマリエの容姿そっくり。青い瞳はクオーターだから。この件を学校でいじられて、二年の三学期から学校にいけなくなった。家に居た時に書いていたライトノベルを母親に勝手に、「アオハル文庫」の新人賞に送られて、特別賞を取る。 兄の一(はじめ)は、桜蘭高校の英雄と呼ばれていた。 服装を自由化して、二年生にして生徒会長。 海龍寺家の隣の大きな洋館 二ノ宮、愛里(アーリャ) 少し小柄な可愛らしい雰囲気のストレートヘアが、印象的。桜蘭中学の演劇副部長 演出担当 アメリカ帰り隣のアパートにロシア人の夫婦が住んでいて、アーリャと呼ばれていた。先天性の心臓病で、アメリカで移植を受けた。 二ノ宮愛良、伯父の家で育つ。清泉女学館に通う愛里の双子姉。顔は瓜二つだが、愛良の方が大人びて見える。 真生とは幼稚園、小学校の途中までの幼馴染。緩いウエーブが特徴。モデルのアルバイトをしている。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 真生は、15歳の二月に父の家へ向かっていた。もともと気乗りする方ではなかったのだが、地元では単位が足りなくて、父の認める高校へ入れないことが母から報告されたのだ。 ならば、東京の自由な校風な学園に進学しろといわれて、電車に揺られていた。 電車の中には、数人のグループが楽しく話していた。 急ブレーキのかかる電車で、真生は、出版社から送られてきた特別賞を取った、文芸雑誌を落としてしまう。 しばらくの間電車は停止した。四~五人のグループは、中学生らしく隣の駅で、やっていた映画の話で盛り上がっていた。そのグループの足元に本は転がった。本を拾い上げたのは、座っていた女の子だ。どう見ても年下。 でも彼女は、言った。「私もこの本の中に好きな物語があるのよ」「ありがとう」 本を手渡すときに、不思議な既視感に襲われる真生。 真生の降りた駅で彼らも下りて行った。グループを振り返ると、彼女も真生を見ていた。 駅を降りて、しばらく歩くと真生は大きな溜息をついた。町並みは10年経って変わっていたが、家までの大きな坂は健在だったのだ。(この荷物を持ってこの坂を上るのか~?) そこにバスが到着した。1人の少女が降りてくる。(????) さっきの少女と瓜二つの美少女が現われたのだった。

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カクヨム
カクヨム2024/02/08
  • 現在の作品桜散る中 ―― 僕は舞い戻る ~引きこもりの桜庭君が高校デビューしたら演劇部に勧誘された件~