あらすじ

「あっ、おばあちゃん」 「あら」 電車に乗って隣町に来た彼。ふらりと立ち寄った食品雑貨屋で祖母と出会う。祖母はこの町から電車で駅四つ離れた町で暮らしている。多分、買い物に来たんだろうと彼は思う。が…… 「あら、誰かしら」 「いや、孫だよ孫」 眉を顰める祖母に対し、彼は少々不安を感じる。 「知らないわぁ。知らない! 孫じゃなーい! でーす!」 「いや、孫だよ。あ、孫です! 孫なんです!」 店内で大声で孫じゃないと連呼する祖母に対し、彼は周りに弁明するようにそう声を張り上げる。 が、周りの様子はやや同情的か。そのことがむしろ彼の不安感を高めている。 店の者に迷惑がられているのは明白なので彼は祖母の手を引き、一先ず店を出て、歩幅を合わせ一緒に歩く。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2024/02/06
  • 現在の作品祖母