あらすじ
「うおおおいテープ! 貼るなよ! あああもう!」
夏の夜のとある雑貨店。そこに怒れる男が一人。
仕事帰りだろう、スーツ姿。高級なものではなさそうなことに加え、声を荒げているが反社会的勢力に属している雰囲気もなく、ごく普通の会社員のようだ。
ゆえに、恐ろしい。可愛らしい若い女店員に怒鳴り散らすその姿というのは。しかもその内容というのが
「これは! おれが買ったものだろう! つまりはもう、おれのもの! なのに勝手にテープ貼るなよ! なぁ! お前、人のものにテープ貼っていいと思ってんのかよ! なぁおい!」
「あの……」