あらすじ
【あらすじ】
ソフトウェア開発会社取締役の父親と、開業医の母親。
結婚して独立した兄がいる、大学生の娘が主人公。
会社が倒産状態になり、社長が音信不通になった父親は諸々の処理で多忙な日が続く。
ある日、夜遅く帰宅した父親は倒産と自己破産の心労から高熱を出し寝込んでしまう。
翌朝、主人公が起こしに行くと見知らぬ少女がおり、自分は父親だと言う。
数少ない特徴しか父親とは一致しないが、話す内容はすべて家族しか知らないことばかりだった。
その内容と少女が話した、ある心当たりで、家族は少女を本人と認める。
母親の母校の医大で父親が話した心当たり――「後天性女子化症候群」を発症したと診断を受け、さらに発症年齢が高いため戻れないと告げられる。
明るく振る舞おうとする主人公。破産でも笑い飛ばしていた父親は兄とのやりとりでもその日は笑わなかった。
翌日夜帰宅し、閉じこもっている父親を心配し部屋をおとずれた主人公は、会社倒産の経緯を聞く。
同情すると、逆に優しい子に育ったと言われる主人公。
その後数日は母と主人公は日常生活を続け、明日の休診日に三人で父親の服を買いに行こうと母親に提案。
そのことを伝えに父親の部屋に入ると、女子化してから風呂に入っていないことを聞き、嬉しさ半分・恥ずかしさ半分で一緒に風呂に入る。
翌日、三人でショッピングセンターに出かけ下着からなにから買い揃え、パーラーでスイーツ好きなことがわかった父親。
そして男のままだったら経験できないことで、ある意味女子化して良かったのかもなと話す父親。
夕方、兄夫婦をよんで家族団欒。
そして兄の一言で女子化以来、久しぶりに心の底から笑う父親の声は――。