あらすじ
ひょんなことで命を落とし、異世界の神様に拾われた私。聖女として理想の両親の元に生まれ変わらせてくれると聞いて、大喜びで夢に見た父親像を伝えたのはいいが、転生した瞬間に父は神聖デンバー王国を追われて魔族の国──魔道王国ユグノーティアへと逃走している最中だった。新たな命を得た時には、両親は既に魔族の国に亡命。魔王様に拾われて魔道王国に仕える身となっていた。かくして私ミュリエル・マッドレルは魔王様に助けられ、聖女でありながら魔道王国に生を受けた。魔王城の人達は優しいし、なにより魔王様は私にすっっごく甘い。こんな生活も悪くないかなーなんて思うんだけど、元を正せば私って神聖国で誕生を預言された聖女なんだよね……。神聖国では聖女が現れるのをいまかいまかと待ち望んでいるらしい。いや、でも知ーらないっと。私は魔王様の元で魔族の皆と楽しく暮らすんだから。元はと言えば、お父様とお母様を追放した人達が悪いんだからね!?