あらすじ

『おまえ、脳みそ未発達か?』 『ほら、叩くと軽い音がするぞぉ。みんな聞こえるかー?』 『もしもーし! おまえの存在自体にクレームがあるんですけどぉー! どこで受け付けてるんですかー?』 『猿。猿猿猿猿猿ぅ!』 『お願い。単純に聞かせて? どうしてそんなに仕事ができないの?』 『飴やるよ。ほら、飴と鞭ってやつだ。ほら、食えよ。今だよ今。……てめぇ、仕事中に飴舐めてんじゃねーよ! 飴だけに仕事舐めてますってか! おら、拾えよ。今吐きだしたやつ拾えってんだよぉ!』 『お前の代わりなんざいくらでもいるんだよぉ』 『死んでも問題ないよ。死ねよ。はい、死刑。死刑死刑死刑ぃ!』 『まーたコモリくんが篭っちゃうよ』 『ふふっ』 彼はそのドアを閉めたあと、壁に額を擦りつけ、ふぐぅと声を漏らした。頭の中で反芻されるは、先程の、そしてこれまで受けた課長からの叱責の数々。 『まーたコモリくんが――』 それに紛れたこれはオフィスから早足で出る際、同僚がボソッと言った(恐らく彼に聞こえるように)一言。それに笑い声。 コモリくん。そのあだ名の由来通り、彼が今いるのは会社の物置部屋。およそ二畳分の小さな部屋である。

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小説を読もう2024/02/01
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