あらすじ
二十一世紀後半の日本。終わらない不況と少子高齢化、広がる格差、短縮された義務教育と巷にあふれる児童労働者というディストピアが誕生していた。その中で誕生した「エデン」というテロ組織は誘拐や暴力的なデモからボランティアまで、合法・非合法組織を組み合わせて日本社会に巣くっていた。
彼らの一部を構成する、太古から日本に存在する超常能力「可夢偉」の使い手。それに対抗する警視庁公安五課に所属する可夢偉使い。その一員である但馬宗徳と柳剛千佳は、ある日エデンに誘拐された上級国民近衛明日香を救出する。
事件後、近衛家当主から娘である明日香の学園内での護衛を依頼される。公安五課の情報担当であるボトラー少女溝口ちづるの協力で近衛家内部のスパイを摘発した後、近衛家の慈善事業である児童施設のボランティアに赴くが、「上から目線の同情」と糾弾されたことに同じ学園の柴田真はショックを受けた。彼は帰り道で勧誘を行っていた牧師のボランティアに改めて参加し、感銘を受け学業や学友との付き合いをないがしろにしていく。