あらすじ
天才スイマー厳巳豪(いずみごう)は弱冠15歳にして競泳男子 平泳ぎの頂点を極めようとしていた。しかしながら、その"ストーリー"は彼が望んだものではなかった。
彼が望むのはギリギリの闘い。スポーツを通じて切磋琢磨し合うこと。叶うなら挑戦者であり続けたい。孤高の絶対王者など願い下げだったのだ。
けれど、その願いは舐めプでは叶えられない。その実力でもって完膚なきまでに敗北しなければ。どうにかして天狗になっている自分の鼻を明かしてほしい。
「……誰か、誰でもいいから僕を『ざまあ』してよ」
豪は切に願い続けた。だが、その願いも虚しく"終わりの時"は刻一刻と迫ってくる。
ある時、豪はその不安からか悪ふざけに興じることに。授与された金メダルを公園のゴミ箱に放り込もうとしたのだ。
「一発で入ったら引退しようかな。……なんてね」
軽はずみな気持ちでメダルを放る。メダルは放物線を描いてゴミ箱の中に入る――はずだった。
豪の横を誰かが凄まじいまでの速さで駆け抜けていった。青年だ。彼は軽々と2~3メートル近くまで飛び上がり、メダルをキャッチする。
「バカ野郎!! 何考えてんだ!!!」
その驚異的な跳躍力に魅せられる間もなくこっぴどく叱られた。160センチ前後の小柄な青年。愛らしい顔立ちとは裏腹にその言動は酷く暑苦しい。
最初の内は単に彼の気性によるものだろうと思っていたが、どうにも馴れ馴れしい気がする。
「君、誰?」
豪は思い切って訊ねてみた。すると彼は豪のことをとてもよく知っているようで……?
拗らせ男子×(後に)拗らせる男子のじれじれラブストーリー。
※他サイトでも公開中。内容は同じです。
※ド健全です!(=エロいシーンなし)申し訳ございませんがご了承くださいm(__)m