あらすじ
大人気ファンタジー小説『オリヴィエと魔法の冒険譚』シリーズ。
待ちに待った最新作を購入した帰りに不運な事故に巻き込まれた私は、気が付けば小説の主人公オリヴィエ……ではなく妹のリアナに転生していた。
リアナは、魔物のような赤い目をしているために、呪われていると幼い頃から幽閉され続けている登場人物だ。
折角ファンタジー小説の世界に転生したのに、狭くて暗い部屋の中で一生を過ごすなんて絶対に嫌!
だけど赤い目をもつリアナが外の世界で一人で生きていくのは、現実的に考えて不可能に近い。
となれば残された道は、この目の色ごと受け入れてくれる別の家に移り住むしかない。
私はイチかバチか、誰もが拒絶し嫌がる『呪われた公爵』からの縁談に立候補して、ローレンス公爵家に嫁ぐことに決める。
大丈夫、呪われているなんていうのは大抵ただの嘘。だってリアナがそうだから。
きっとローレンス公爵の呪いも、噂が噂を呼んだひとり歩きの結果で、実はとてもイケメンで優しい方に違いない。
だけど、輿入れした日に公爵に言われた言葉はこうだった。
「塔へ閉じ込めておけ。決して部屋から出すな」
警戒心の強すぎる旦那様にはある理由があって……!?