あらすじ

俺は鈴木次郎。酒屋の次男坊で何もとりえもなく、将来は長男の一郎を支える役として育てられた。 高校も卒業し、これから本格的に酒屋としての仕事を覚えていく時期であった。 昨晩は近しい同窓とのお別れパーティで珍しく飲んで歌って騒いでいた。 前日の疲れを引きずり、眠い眼をこすりながら作業場へ向かう。 しかし、そこに「危ない!よけろ!」と怒鳴り声が聞こえた。 気づけば、改装中の普段つかわない蔵に立てかけてあった工事用の足場が強風にあおられ倒れてきていたのを、ゆっくりとした時間軸の中で見ていた。 そしてそこで俺の意識は途切れた。 どのぐらい時間がたったのだろう。ゆっくりと目を開ける。光がまぶしい。俺は助かったのか? そして目の前に見えるのは、卒業したはずの懐かしの校舎であった。 身動きが取れない体・・・どうなっている?体を動かそうとすると、ガサガサと音がして・・・上から桜の花びらが舞っていた。

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カクヨム
カクヨム2023/08/17
  • 現在の作品桜に転生してしまった俺は身動きを取れず傍観を生業とす