あらすじ
私の後ろには、死神がいる。
ただ、よく物語とかで見る死神とは少し違う。骸骨でもないし、大鎌なんて持っていない。喪服のようなまっ黒いスーツを着た男性。見た目はほとんど、普通の人間の男性と変わらない。
その人が──死神が、24時間ずっと私のそばにいる。
「貴女の寿命は残り僅かです。貴女が死した時、貴女の魂を私の手で黄泉へと送らせていただきます」
その死神が初めて来たとき、そう言った。
私は最初はその死神や、自身の寿命が残り僅かだということに恐怖していた──けど。
死神が私のところに来て20年。私は未だに人間界にいる────