あらすじ
祖父の葬儀のため、東京から郷里の函館に戻ってきた由梨花。
彼女は懐かしい顔と再会する。
かつての同級生でもなく、恋人でも友人でもない。
それは、子供の頃に飼っていた猫のさくらだった。
真っ白な毛並みと青い瞳をもつ、十年以上も前に死んだはずの愛猫である。
「久しぶり。今年ねこまたに昇格したのにゃ」
しかもあやかしになっていた。
驚く由梨花に、さくらは、祖父の家業を継いで欲しいと懇請する。
「おじいちゃんの仕事って銭湯じゃん……」
いまのご時世まったく流行らない。
消えゆく産業である銭湯再建に挑む一人と一匹。
そこに、さまざまなあやかしや幻想種族、はては転生者や仙人まで絡んできて……。
新感覚のドタバタご当地ファンタジー、開演です。
※注
この話は、書籍化された『ねこの湯、営業中です! 函館あやかし銭湯物語』の原型です。
キャラ文芸ではなく、現代ファンタジーのジャンルになります。