あらすじ

小学校卒業間近の少年「金守真士」は部屋の整理の途中で小学四年の頃に書いた日記を見つける。夏休みの宿題のそれを捲ると八月三十一日のページで手を止め少年はそれを読んで当時を思い出す。  小四の真士は夏休みを待たずして友達を失った。その為夏休みの膨大な時間を児童館で漫画を読んで過ごしていた。  けれどその夏休みの中、最後の一週間で別の事をしようと思い立ち行動に移した。  真士は山の神社に行き、そして出会う。自身を神様と称する、自分の名前を忘れた女の子に。真士はその子に「ネネ」と名づけ友達になるとその日から毎日神社に通うようになった。  ネネと話をする中でネネが神社から出られない事を知ると真士はネネに何か協力できないかと持ちかけた。ネネは渋々ながら応諾しおまじないをすると二人の心が繋がりネネは外へと行けるようになる。  初めは一歩だけしか出られず、諦めようとしていたネネだが真士の説得で奮起。毎日の挑戦する事でその行動範囲を広げていった。  雨で朝から神社に行けない日もあったがそれでも真士は神社に通いそして夏休み最後の日、夕方となり帰ろうとするとネネの様子が豹変。真士を押し倒して、真士の心と命を求める。ネネがそうなるに至った言い分を聞いた真士はそれを快諾、命を捧げる。  しかし次に目を覚ますと真士は警察に取り囲まれていた。真士はネネが居ない事に気づき警察を突き飛ばして境内を探すがネネは居らず家に連れられてしまう。  真士はネネを失った事を悲しむがそれでもネネを探す事を決意した。  そして現代。ネネにはまだ会えない。けれどネネを探す小さな旅で出会った数々の体験は真士を楽しませ、また旅をするようになった心の変化がネネの存在を感じさせた。  今になっても謎は多い。結局ネネが何者だったのかは推測する事しかできない。それでもネネに会う為に今日も真士は旅に出る。

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カクヨム
カクヨム2024/01/21
  • 現在の作品ある夏のことがら