あらすじ
雨宮レイジはちょっと痛々しい少年だ。ネットの世界で魔王キャラを演じているが、現実の世界ではマザコンっ気があって母親に逆らえない、そんなどこにでもいる普通の男子高校生だ。
レイジは今、『アストラルワールド』というVRMMOにハマッていた。
そのゲームがいよいよ正式サービスを迎えるとのことで、「正式サービスからは自作アバターで遊びたいな」と考えたレイジは、三連休の時間を費やして性癖《こだわり》を詰め込んだアバターを完成させる。
しかし、そのアバターはひょんなことから母親のいちかが使うことになる。
余りにも性癖《こだわり》を詰め込んだアバターのため、母親(が動かす美少女アバター)にガチ恋しかけるレイジ。
ドギマギしながらも何とかログアウトさせようとしたが──。
「れいちゃん? ろぐあうとってどうやるの? ボタン押してもできないよ?」
「……へっ?」
──これは、マザコン気質の少年が、母親にガチ恋する前に、ゲームのクリアを目指す物語だ。