あらすじ
天空から光りが奔る フラッシュ という現象が、世界に巻き起こる。
フラッシュが巻き起こった時、野外にいて、裸眼だった人は、
フラッシュの光りに、もろに晒される。
フラッシュの光りをまともに受けてしまった人は、失明する。
のみならす、眼に変化を起こしてしまう。
瞳はほぼ白目となり、瞳孔も変化してしまう。
瞳孔は、縦に細く伸びる形態となる。
まるで、真昼の猫目のように。
フラッシュの光りを受けて、猫目になった人は、
LLCE (LimitLles Cat’s Eyes : 限りなく猫目)と呼ばれるようになる。
LLCE達は、視力が無いことやその容貌(白目がちの猫目)から、
社会的に隔離されるようになる。
LLCE達は、そんな現状を打破する為に、行動を起こす。
そんな時、事態は急激に変わる。
LLCE達は、猫目瞳孔から、赤黒い小人を産み出す。
赤黒い小人は、LLCE達から次から次へと産まれ、
約束の地があるかのように、絶え間なく産まれては進む。
小人は、容姿から 赤黒ピクト と呼ばれ、
世の中に慣れられ、受け入れられ、可愛がられるようになっていく。
赤黒ピクトを産み出したLLCE達は、身体に起こった変化に歓喜する。
眼が見える。
文字通り、眼の中の赤黒い悪い血を、赤黒ピクトが持っていってくれたらしい。
だが、LLCE達が、おのれの眼で見た状況は、皮肉なものだった。
なまじっか行動を起こしたばかりに、元々社会と断裂していた状況が、
ますますひどくなっている現状。
自分達が産み出した赤黒ピクトが、自分達よりも、社会に受け入れられているs現状。
今日も、赤黒ピクトは、産み出される。
そして、赤黒ピクトで眼・口・指を持つものが、他の赤黒ピクトを先導する。
赤黒ピクトの美味しさに気付いた人々を、ものともせずに。