あらすじ
令嬢をやめたら「死に戻り皇帝」の婚約者に!?
それならあなたを守ってみせます!
<あらすじ>
騎士の名家に生まれたヴィットーリアは、騎士に憧れるも父親の命令で「深窓の令嬢」らしく振る舞い、第二王子ルシアンの婚約者となっていた。
ところがある日の晩餐会で、ルシアンから婚約破棄を言い渡される。
いわく、自分より背が高く面白みもないヴィットーリアとの婚約は間違いだから、妹のクローディアと婚約し直すことにしたらしい。
その瞬間、彼女は気づいた。
父の理不尽な命令からも、ルシアンの嫌味だらけの毎日からも、ようやく解放されたことに。
ヴィットーリアはこれまで溜め込んだ鬱憤をこめてルシアンを思いっきり殴り飛ばす。
「今この場で、ヴィットーリアの名前も、ララサバルの家名も捨て、今後は一庶民のトリアとして生きていくことを宣言します」
呆然と見守る周囲から聞こえた笑い声に振り返ると、そこにはキールストラ帝国の若き皇帝・ラウが。
彼は実の父親を殺して皇帝の座を簒奪したと噂され、冷酷な鉄仮面、また不老不死の「死に戻り皇帝」とも呼ばれていた。
その時、トリアはラウの背後から近づく刺客の姿に気づき、隠れて修行していた腕を活かしてとっさに応戦!
見事撃退すると、突然ラウから手を握られ、目の前に跪かれてしまう。
「美しく気高く、そして力強い炎の女神のごとき姫君、トリア嬢。どうかこの私、ラウ・ランメルト・キールストラと結婚して欲しい」
なんとか断ろうとするトリアだが、気づけばラウに言いくるめられ、ひとまず婚約をすることに。
仕方なくラウの婚約者兼騎士となったトリアは、“とある目的”を胸に秘めてキールストラ帝国へ乗り込むが……!?
<登場人物>
【ヴィットーリア・ララサバル】
ララサバル男爵家の令嬢。
幼い頃から騎士に憧れ、ひそかに修行していた。
婚約破棄をされたことで、家名も何もかも捨てただの「トリア」として生きていくことを決める。
【ラウ・ランメルト・キールストラ】
夜の精霊の国とも呼ばれるキールストラ帝国の皇帝。
前皇帝を殺した親殺し、首を切っても死なない、不老不死の「死に戻り皇帝」とも噂される。