あらすじ
青年、安藤湊はとあるソシャゲをやり込んでいた。
その名はダークレゾナンス――通称ダクレゾというゲームで、内容としては残酷な世界を舞台にしたシミュレーションRPGだ。
残酷な内容、倫理観もないような世界観であるのに魅力的なキャラクターだけでなく、ストーリーも素晴らしいということで覇権クラスのゲームになった。
そうしてそんなゲームをやりながら平和な日々を過ごしていたのに、突如として彼はその世界へと降り立った。
原因も分からず放り出されたプレイする分には最高でも実際に経験はしたくない最悪の世界。
だが、そんな最悪な世界で湊は考えた。
原作に関わるつもりはない……それはこの世界に生きる人々と、主人公の物語だから。
しかしそれでも、このような過酷極まる世界だからこそ助けたいとも思ったのだ。
助けたい……それは傲慢な考えでありながら、けれども誰が抱いてもおかしくはない尊い願い。
しかし、この世界には居た――かつての仲間たちが、育て上げた仲間たちが。
幾度となく戦い、交流も重ね、課金の力も借りて信頼度がMAXの100に到達したキャラたちが彼を待っていたのだから。