あらすじ
永棠コハルはカグヤ商事で働く社長秘書である。
新宿駅で帰宅電車を待っていたとき、不運にも女子高生の投身自殺に巻き込まれてしまう。その結果、異世界に住む18歳のカテリーナ姫に憑依転移した。
転移したカテリーナ姫は自己肯定感が低い、気弱なこじらせ女子だが、本来の姿は天神であるカグヤ神が転生した人物だった。
天神カグヤの転生は神罰である。
それゆえ、転生先では不幸がつきまとう。
天界で大罪を犯し下界に落とされたカグヤは、その弱さゆえに何度転生しても、人生から逃げるばかり。罪を償うことができない。
百年、千年、数千年。
カグヤの転生修行は続く。
そんなカグヤに、天界の神々も手を焼いていた。
今回、手違いによってコハルがカグヤに憑依転移したことを幸いに、彼女の性格を鍛え直してくれと神々に強引に頼み込まれる。
こうして、カテリーナ妃の身体に、カグヤとコハルの精神が同居する事態となった。
カテリーナ妃は国を持たない小国の王女として生まれ、民とともに流浪の生活を送る。そして、流れ着いた先の魔境の地で、人質としてブローズグフレイ王国の禽獣王に嫁いだ。
『血ぬられた王』と噂される恐怖の王として有名な男だ。
結婚式後、王女はすぐに逃亡、大河に身を投げ自殺を試みた。恐ろしい王に嫁ぐ恐怖がまねいた結果だった。
その状況で目覚めたコハルは、川底から這い上がり、禽獣王に救われる。
気弱なカグヤと、なんとか生き抜こうとするコハルの前に、不幸人生てんこ盛りのカテリーナの試練が重なる。
ハーレムで、嫉妬深い妃のひとりが刺され、その犯人としてカテリーナが逮捕される。
牢に入れられたカテリーナを、再び救ったのは猛禽王クリストフ。
刺殺事件を免れたが、カテリーナには次の試練が。
北の大地から押し寄せてきた悪鬼との戦いがはじまったのだ。
「いったい、どれだけ不幸にすりゃ、いいのよ!」
ぶつぶつ文句を叫びながら、コハルは兵法も知らない原始社会で、聞き齧りの兵法を駆使して、カグヤを叱咤激励しながら悪鬼と戦い、生き抜いていく。
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。