あらすじ
王立学園に通うジネベラは、大人しい性格のせいでなかなか友達に恵まれないでいた。それでもバーノというランチ友達ができて昼食時間が楽しみになってきた頃、突如髪の毛や瞳の色が変わり、平凡な見た目から華やかな容姿へと変貌する。その外見の変化によって、急に異性にちやほやされるようになり、さらには女子生徒に人気のアヴェリーノ殿下に付きまとわれるようになってしまったから大変。
クラスメート達には、殿下の気を惹くために外見を派手にしたのだと誤解され、妬まれて嫌われる始末。さらには殿下の許婚が忠告しにやってきた。
「あなた、どういうおつもり? たかが男爵令嬢の身分で、アヴェリーノ殿下に言い寄っているそうね?」
ジネベラにはそんなつもりはない。殿下にはやんわりお断りしているのに通じないのだ。彼女としてはバーノと再び一緒にランチをしたいのに、それを邪魔するがごとく、どこからか湧いてくる殿下。これは一種の呪いにしか思えない。
しかも実家お抱えの医師によると、ジネベラの現象は世にも稀な「ヒロイン病」で、処方箋は「真実の愛」だなんて。そんなの有り──?