あらすじ
明治41年。石川啄木23歳。
大きな夢を胸に抱いた啄木は釧路へ渡り、新しく設立された釧路新聞社で看板記者として活躍をしていた。
しかし。
借金取りの訪問や原稿の催促、馴染みの女たちの痴話喧嘩など、啄木は煩わしい日常の全てに嫌気がさしていた。
そんななか、赴任してまだ間もないにも関わらず、勤め先の釧路新聞社を仮病で休む日々を送りはじめる。
やがてある日、啄木はついに衝動的に何もかもを捨てて、現実から逃げる決意をした。
向かったのは釧路駅。
しかし、吹雪で列車が動かなくなり、啄木はうとうとと居眠りをする。
夢の中に大きな花時計が現れて、やがて啄木は不思議な力に誘われ、気づけば令和の釧路駅のホームに投げ出されていた……。
※SARF×カクヨム短編怖〜いコンテストへの応募作品です。
本編はボイスドラマの脚本型の作品になります。
北海道釧路市中心部に程近い南大通りは、地元では「啄木通り」という愛称で親しまれています。
かつて啄木が暮らしていた下宿や、勤め先の釧路新聞社などが建てられていた場所であり、啄木にとっては馴染み深いエリアです。
現在は多くの啄木の歌碑があり、近くには釧路新聞社を正確に復元した港文館(啄木記念館)も建てられています。
イベントの参加者は啄木の視点に立ち、肝試しを行いながら、かつての啄木の生活拠点を探索します。
明治時代の南大通りや啄木に思いを馳せながら、同時に今の南大通りの新しい魅力を再発見できる内容です。