あらすじ
俺には恋人がいる。
楠さんという恋人が。
物心がついた時から俺は楠さんのことが好きだった。
本当は気にしてるくせに、「気にしてないけど」という楠さんが好きだった。
俺が何かを言う前に、察してくれる楠さんが好きだった。
そんな大好きな楠さんと俺は恋人になれた。
色々な問題を抱えている俺たちだけど、お互いに支え合って頑張っていければ大丈夫だ、幸せになれると思っていた。
楠さんと一緒にいられたら満足……だったはずなのに、
俺は前川さんと誰にも言えない関係になってしまった。
やめよう、やめようと思っていても、もう後には引けない。
一度知ってしまったら手放すなんてことはできない。
楠さんしか居なかった俺の頭の中に、しっかり前川さんは住み着いている。
そして、今日も前川さんは俺の耳元で囁く。
「わたしを一番にしてよ」
……ね、と可愛らしく色っぽく、囁く。
これは高校2年の5月、唐突に始まった俺と彼女たちの物語。
ドロドロに塗れ、欲に溺れた、完全なる不純愛。
俺たちが行き着く先とは……。
※この物語は、性描写が多く描かれます。
苦手な方は見ないか、深く読まないことをお勧めします。
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