あらすじ
【⚠興味本位でこのある地方のムラを探すことは、しないことが身のためです⚠】
大学四年、立て続けに就職に失敗している「俺」に、「manakohate」という謎の、白い球で作ったストーンサークルのようなものをアイコンにしているアカウントからメールが送られてきた。
内容は、
『今から全ての爪を切り、それを墨につけよく混ぜろ。混ざれば、今度は砕いた黒鉛を揉み込め。その次に、それを足で良く踏み、爪をすり潰すのだ。最後に、自分の糞尿をたっぷりと混ぜろ。それを三分以内にしなければ、貴様は命を絶たれることとなる。決してウソではない。
そして三分以内にそれを作り上げたとして、次の三分でそれをからすの羽と一緒に、血の繋がり、あるいは身体の関係を持っている人間に飲ませなければ、強力なウイルスにより、二十四時間を掛けて人類が滅亡することになる。条件に当てはまらない人間に飲ませると、相手の家と自分の家が消し去る。条件に当てはまる人間に飲ませさえすれば、自分は助かる。
さあ、時間は無い。タイマーは既に刻々と時を消化している』
というものだった。
俺は、この馬鹿みたいなメールに戦慄した。身体の震えを隠せなかった。滝のように噴き出す汗を抑えられなかった。
なぜなら、つい先ほど、からすがベランダに落下し、飼育しているめだかが皆逆さまになって浮き始め、時計がグルグル高速で回っているのだ。
――刹那、ガンガンガンガンとドアを思い切り叩く音が聞こえてきた。