あらすじ
無限の猿定理――
猿がタイプライターの鍵盤をずっと叩き続ければ、シェイクスピアの作品と同じ文章が出来る(はず)という夢のある話。
そして私の本来の職業はプログラマ……のはずなのだが、肝心なプログラミングの仕事は全くと言っていい程なく、やきもきした気持ちを持っていた。
だから、どこかのサイトでこの定理の存在を知った時、目が覚めたような気がしたのだ。
そうか、プログラマの端くれならば、小説くらいプログラムで書いてみせるべきじゃないのか!!
なんたって、時間さえあれば――猿ですら、世界レベルの文章を残せるわけなのだから!!
かくして私の戦いは始まった。
ただし、プログラミングのやらなさ過ぎで、完全に文法やらクラス構成やらを忘れてしまった私は――E〇CELを起動したのだった。