あらすじ

「え?」 「ん? そこの君。何かね」 奴を紹介した上司のいやに弾んだ声。それが沈むと静まり返ったオフィス内。おれがつい漏らした声を拾うのは容易かったらしく、上司にそう聞き返されてしまった。 「いえ、な、と」 なんでもないです……。そう言おうとしたおれを隣にいた同僚が肘でおれを小突いた。『こうなったら言ってやれ』の意味だ。 みんなの視線が集まる中、おれは仕方なしに上司に向かって言った。 「あ、あの、チンパンジーですか……?」 「そう、見たそのまま! 今話した通り本社から派遣された、今日からこの職場で働く我々の仲間、チンパンジーのチパくんだ! さあ、みんな拍手! ……と何かね」

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小説を読もう2024/03/02
  • 現在の作品わが社にチンパンジーが派遣された