あらすじ
難関の試験を通過して王城で働く男───サク。
そんなサクは、貴族しか扱えない魔法を操る唯一の平民だ。
とはいえ、大好きな妹を遺して死ぬ可能性がある場所では働きたくない。
だからこそ、サクは使用人として働き始めてずっと魔法が使えることを隠していた。
ある日───
「……ねぇ、サクくんが魔法使えるって王城で噂になってるんだけど?」
「……なんでだろうね」
サクが魔法を使えると王城で噂に。
格式ある場所、貴族ばかりが集まる王城で白い目を向けられてきたサクが魔法を扱え、なおかつ屈指の実力者ということもあり、たちまち注目の的となった。
「ヤバい……このままじゃサクくんが他の貴族さんに囲われちゃう。サクくんとの花嫁ライフのためにも他の女狐を牽制しないと……ッ!」
おかげで助けた第二王女や、伯爵家のご令嬢である友人が迫り……誰もサクのことを離してくれない事態となる。
「マズイぞ……このまま高給金安定職である使用人ポジが危ぶまれるッ!」
しかし、『お願いされたら断れない』性格であるサク。
様々なことに巻き込まれながらも、今日もまた誰かとの約束を守るために自ら首を突っ込んでいくのであった───
「お願い……私を、助けて……ッ!」
「|As you with《仰せのままに》」