あらすじ
──愛せないなら、なぜ作った。
あるとき、始まりの怪物は創造主へと尋ねたという。
その重く短い問いになんと答えるべきなのだろうか?
なんと答えればその怪物は納得したのだろう?
愛していると伝えたところで怪物は否定するだろう。
さりとて作り上げた理由を説明しても理解されない。
造物主と被造物。両者の関係性が変わらぬ限り、怪物が求める答えは埋まることのない溝として横たわり続けるのだ。
故に人々はゼロから人造人間を創ることを禁じた。
元となる魂を、人格を与えることで親からの愛を求めぬようにしたのである。
こうして怪物の存在は御話の一つへと成り代わり、人々の記憶に残り続けることとなった。
──しかし、人は同じ過ちを繰り返すものである。
人造人間技師の一人、ルーザー・アンブロシアは自らの願いの為に禁忌を犯すことを選択した。
産まれ落ちた第二の怪物は、最初の怪物と同じ疑問を抱き同じ末路を辿るのか?
それとも異なる結末を迎えることができるのか?──
※本作品はSF(スペキュレイティブ・フィクション)的要素を多分に含みます。ご了承いただいた上でお読みいだくようお願いします。
また現在改稿作業を行っております。
改稿済みのものにはver.1.1がついております。