あらすじ
主人公の堀川悠には、音海円花という幼なじみがいる。実家も近く、親密だった二人。しかし中学校入学の直前、円花は「アイドルになる」夢を叶えるため、悠に黙って東京へと発ってしまった。残された悠は、もう二度と彼女と再会することはない、とさえ考えた。
高校二年の夏。自身の所属する「夢が丘アイドル研究部」のメンバー、日暮京太郎・四条こころと共に、悠は自宅の玄関先で円花とまさかの再会を果たす。理想と現実のギャップに苦心した末、円花は芸能活動を休止し、地元に帰ってきたのだ。
アイドルを辞めるか、続けるか。思い悩む円花を助けるため、悠たちは協力を申し出る。ミニライブ開催を目標に据え、円花をメンバーに加えたドル研の活動が始まる。
日々の練習をこなすうち、悠はかつて円花に抱いた、淡い恋心をにわかに思い出していく。しかし、あまり円花を惑わすことのないようにと、彼はずっと本心を隠していた。
ライブが近づく。途中、円花の大ファンである早坂ひなたがドル研に合流した。さらにひなたの従妹が、円花の憧れであった伝説のアイドル「天川詩音」だということも判明。ひなたや詩音からまっすぐな言葉を受け取った円花は、人間的にも成長を重ねていく。その様子を見た悠も、本心を隠したままにすべきではないと悟る。
ライブの前日。悠は円花へ告白した。しかし返事は「ノー」。円花はこの時点で既に、アイドルを続ける意思を固めていたのだ。
本番の日。悠は昨晩の出来事を引きずっていたが、詩音に励まされたことで前向きになる。ライブは無事に成功し、アイドルの楽しさを再認識した円花は、復帰するために東京へと帰ることに。きちんと別れの挨拶をしなかった前回の過ちは繰り返さない。互いに「さよなら」を交わし、涙と笑顔で別れる二人。
そして四年後。円花は今や国民的アイドルとなった。
今にも始まろうとするファイナルライブを前に、円花は思い出の人々を想起するのだった。