あらすじ
龍太郎は、暇つぶしにパチンコ店へと足を運んだ。ふと、頭の中に浮かんだ。「最近、135番と言う数字によく遭遇するな」
龍太郎は、135番に座ることにした。気のせいか、一万円やられて帰る事にした。
明日、博が秋田に帰ると言うので、待ち合わせて一杯やることにした。
タクシーを呼び止めた。ふと、ナンバーを見ると、1350である。おやっと思いながら、その日はいい気分で部屋へと帰った。翌朝、やや二日酔いで目を覚ました。背広のポケットから昨日のスナックの名刺が入っていた。よく見ると、「浩美」と書いてある。偶然もあるもんだなあと感じたがそれ以上は追及しない。今日は、月末でもあるしアパートの大家さんに家賃でも払いにいくか。「トントン、大家さん」いつもは、仕事のせいで夜中に家賃を払うが今日は奥さんがいないみたいで、ばあちゃんが出て来た。龍太郎は、こないだ、部屋の壁を壊した件を謝った。ばあちゃんが娘を呼んだ。「浩美」龍太郎は、ドキッとして背筋に寒さを感じた。いくら偶然とは言っても、最近変な偶然が多いなあ。俺、なんか、おかしいかなあと、一人でつぶやいた。そろそろ結果がきてもおかしくない。今日は、東京での最後の思い出にと博と野球場にて観戦する。龍太郎はチケットを買いに窓口へと向かう。
「何番の席になさいますか」
「内野席の、135番」
龍太郎は思わず口走っていた。
戻ってきた龍太郎の顔を見た博は、
「大丈夫か、顔が真っ青だよ」
「最近、疲れているのかなあ」
龍太郎は博に、
「最近変な偶然があってね。俺、疲れているのかなあ」
博は、
「首や転職やらで疲れているんだよ」
「そうかなあ」
と龍太郎は納得したのであった。
「木村さん、速達だよ」
「はい」
会社からの手紙であった。龍太郎は採用になったようである。中身を読むと採用と書かれていた。入社までは、あと五日後の月曜日からである。その間に龍太郎は東村山市に引越しをした。手紙の住所を見たら、あたりまえだけども、東村山市135番地と書かれている。まさか、人事の人の名は、正一と書かれていた。克浩は気晴らしに音楽でも聴こうとレンタル屋に行った。「会員証の有効期限が切れています。再度手続きをしますので住所と名前を書いて下さい」
「おやっ」
龍太郎は、住所の番地を、135番地、名前を浩美と書いていた。
「すいません、間違えました」疲れているのかなあ、なんか、悪魔でも憑依されてるみたいだ。今日は、初出勤である。少し余裕をもって会社へと足を運んだ。
「おはようございます」
「じゃ、木村さん、ロッカー、135番を使って」
「えっ」