あらすじ
昔なら考えられないことだったらしいのだが、今はネット環境が発達しているためオンラインでゲームの対戦が盛んに行われている。
俺は親の影響もあって特に格闘ゲームを好んでやっており、一応とあるゲームで最高ランクにまでは到達していた。
このランク帯はプロのゲーマーも多いので中々厳しい環境なのだが、そんな中素人でありながら凄まじい強さを誇るプレイヤーが存在する。
その名は『血の流れよりも紅き者』。
奇しくも俺のプレイヤーネームである『黄昏よりも暗き者』と似たようなネーミングだ。
だからこそ俺は『血の流れよりも紅き者』を目標とし、勝手にライバル視していた。
明らかに実力差があるのだが、何故か『血の流れよりも紅き者』は俺との対戦によく付き合ってくれた。
そして一年ほど経った頃、俺はついに『血の流れよりも紅き者』から勝利をもぎ取ることに成功する。
思わず似合わぬ勝利の雄たけびを上げる俺。
そんな俺に一通のメッセージが届く。
それは、『血の流れよりも紅き者』から送られてきた――果たし状だった。